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両耳が痒く(かゆく)て耳だれが出ると受診されました。
全体に赤く炎症を起こしていてさらに後壁(画面の右)が腫脹してします。生理食塩水で綺麗に掃除をして軟膏を塗布しました。かゆみ止めのお薬を処方して外耳道を触らないようにしてもらいました。
かなり悪い状態だったので頻回の処置の後の約1週間後です。赤みが減って腫脹もやや減少しています。
1週間後です。痒みも随分と治まってきたそうです。外耳道の炎症・腫脹ともさらに減少しています。かゆみ止めの内服薬は必要なくなりました。
赤みも腫脹も激減しています。まだ少し腫れが残っていますが、痒みはほとんどないそうです。
ほぼ治癒と判断できます。炎症はほぼ消失しています。腫脹は目立たなくなっています。月に1、2回の頻度で処置を行って完全な治癒を目指します。(平成30年3月現在)
通常、外耳道の皮膚はバリヤー機能があり感染を起こすことは基本的にはありません。しかし、過度な耳そうじなどによって、外耳道の皮膚に傷をつけるとそこから細菌などが入り込んで感染を起こします。アレルギーなどがあって耳が痒くなりやすい人は要注意です。また、海水浴などで水がはいったり、ヘアスプレー・毛染め剤などの刺激で起こる場合もあります。
症状が出ます。また、耳だれなどの分泌物が出てくることもあります。さらに外耳道の腫れがひどくなると、ふさがって聞こえが悪くなる場合もあります。あまりにも腫れがひどくて夜寝れない方もいらっしゃいます。
まず、顕微鏡を使って丁寧に外耳道の耳あかや耳だれなどの分泌物を除去します。軽度の外耳炎であればこれだけで治癒することもあります。必要に応じて抗菌剤・かゆみ止めなどを処方します。
耳にお湯やシャンプーなどが入らないように注意してください。もし入っても軽く綿棒などでふきあげる程度にして、無理にゴシゴシと掃除して外耳道の皮膚を傷つけないようにしてください。