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耳かき・耳そうじが大好きで頻繁に掃除をする方は多いと思います。
しかし、上手くそうじをしないと、外耳炎になったり、奥に押し込んで聞こえが悪くなったりします。
そこで、普段の耳あかそうじの方法について解説していきます。
図のように耳あかは外耳道の入り口から1センチくらいの場所に存在します。奥の方の耳あかは外耳道の皮膚の働きにより自然と外側に出てきます。
そこで普段の耳あかそうじは、2ないし4週間に一度の頻度で、手前側の見える範囲を綿棒や耳かきで軽くそっと掃除して終わりです。無理に外耳道をこすったり、奥まで道具を入れないでください。それでは奥の耳あかが取れないと思われるかもしれませんが、奥の耳あかは数週間で手前に出てきますから、次の耳あかそうじの機会で大丈夫です。
耳あかそうじを頻回にしすぎると、場合にっては外耳道を傷つけて外耳炎を引き起こしてしまうことがあります。耳あかそうじをすると気持ちが良いと感じるかとは思いますが、毎日している方は我慢しましょう。
どちらの道具でも使い慣れた方でよろしいかと思います。一般的には乾いた耳あかの方は耳かき、湿ったタイプの耳あかの方は綿棒を使っていることが多い印象です。
通常、耳あかは外耳道の皮膚の働きにより外側にゆっくりと動いて自然にでてくるものです。そのため、外から見える入り口から1㎝程度の耳あかをそうじすれば十分と考えます。むしろ入り口から5mmとか手前までしかそうじをしなくても大丈夫です。逆に奥まで突っ込むと、外耳道や鼓膜を傷つけたり、耳あかを奥に押し込んでしまう可能性があります。
高いと思われます。
毎日耳そうじをすることによって、外耳道に細かい傷をつけてしまい痒くてたまらない状態になり、連日耳そうじをしなければ我慢できない状況が考えられます。ひどいと外耳炎まで起こしているかもしれません。
また、奥の方に耳あかを押し込んでしまって、それがかゆみの原因となっている患者さんも頻繁に受診されます。
その他の状態も考えられますので、いずれにしても耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
耳あかを丁寧にきちんと摘出することは医療行為です。
保険診療でも認められていますので、
”耳あかのそうじだけだけど~ 断られないかな~”
など不安がらずにお越しください。