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滲出性中耳炎

滲出性中耳炎の図

滲出性中耳炎とは鼓膜の内側にある中耳腔(鼓室)という空間に、液体(滲出液)が溜まっている中耳炎です。急性中耳炎と違って痛みや熱がない場合が多く、耳の聞こえが悪いというのが主な症状です。

よくあるご質問

滲出性中耳炎になりやすい年齢は?

小学生以下の子供さんに多い病気です

その中でも乳幼児に多く、小学生になるとその頻度は減ってきます。小学生になると頻度も滲出性中耳炎の程度も軽くなります。大人もかからないわけではありませんが子供に比べるとその頻度はぐっと少ないです。ただ、50歳以上になると時々滲出性中耳炎に罹患する人がいらっしゃいます。

原因は何ですか?

鼻の状態が悪いとかかりやすいです

アレルギー説などいろいろと言われていますがはっきりとした原因はわかっていません。急性中耳炎のあとに引き続いて滲出性中耳炎になることもありますし、急性中耳炎にかかったことが無く、知らないうちに滲出性中耳炎に罹患する場合もあります。
ただ、鼻水が多いなど、鼻の状態が悪いと滲出性中耳炎になりやすくなります。また子供の頃は耳管(耳と鼻をつないでいる管)が短いなど、鼻の影響を受けやすく中耳腔に滲出液が溜まりやすいです。また、鼻すすりが多いと中耳腔が陰圧になるので滲出液が溜まり易くなってしまいます。

どんな症状ですか?

”耳の聞こえが悪い”が主な症状ですが

聞こえが悪いとしてもそうひどくは無い場合も多いので気が付きにくいです。また、子供さんの場合には自分から”聞こえが悪い”とうまく言い表せないこともあります。そのため発見がおくれてしまうことがあります。

そこで次のようなことがないかチェックしてみてください。
”呼んでも返事をしない、振り向かない”
”テレビの音が大きい”
”音に対する反応が鈍い”
”聞き返しが多い”
”声が大きい”
”耳に手をやる”
といった場合には滲出性中耳炎の可能性があります。

また
”言葉の発達が遅い、悪い”
”友達とうまく遊べない”
”引っ込み思案、消極的である”
”落ち着きがない”
といった耳とは関係が無さそうな情緒面での症状が、耳の聞こえが悪いことによっておこることもあります。

このような病気かな?と思うような意外な症状を呈して、おかしいなと感じられたら耳鼻咽喉科を受診されて下さい。

どうやって診断するのですか?

鼓膜の状態から診断します

鼓膜の状態および鼓膜を通して鼓膜の向こう側の中耳腔に滲出液が貯留しているか判断します。これでほとんど診断することが可能です。さらにどの程度であるか、鼓膜の動きを調べる検査をする場合もあります。小学生になると聴力検査が出来るようになり客観的に聞こえの程度を把握する場合もあります。また、保護者の方から普段の状をうかがって病気の程度を判断します。

治療はどうするのですか?

耳・鼻・のどの全般的な治療をします

滲出性中耳炎は鼻の状態が悪いとなりやすいです。したがって鼻の状態を改善することが一番重要になります。そのために鼻水の吸引を行ってその量を減らします。ご家庭でも鼻水を取ってあげることが大切です。必要に応じて、鼻水を減らす薬や、アレルギー性鼻炎を押さえる薬を使います。また、鼻すすりをしないようにすることも効果があります。これらが通常の治療で改善することが期待できます。

ただ、通常の治療では改善しない場合には、鼓膜切開、鼓膜チューブ挿入術、アデノイド切除術などを行わなければいけない場合もあります。